読むと3段階はテンションが下がるトラウママンガ

現役最強は「闇金ウシジマくん」で決まりだと思いますが、トラウママンガはたくさんありますよね。
心にずっしり重いパンチを食らわせる、だけど面白い。悔しい!(ビクンビクン
そんなトラウママンガを思いついた分だけリストアップしました。
危険なので間違っても登校・出社前に読まないようにしましょう。中央線がまた止まります。

はだしのゲン」(中沢啓治

今やロシアにも渡った超名作トラウママンガ。
図書館経由で出会いますよね。

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

デビルマン」(永井豪

トラウママンガの定番にして、同時に性の芽生えの定番でもありますよね。
あ、アニメの方とは別物です。

新装版 デビルマン(1) (講談社漫画文庫)

新装版 デビルマン(1) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道」(青木雄二

連載当時はいわゆる“失われた10年”の真っ只中。
バブルのお祭り騒ぎが終わり、終身雇用も崩壊。“踏み外す”ことが対岸の悲劇ではなくなった時代に、ナニ金はリアルな戦慄を残しました。
もちろん今もその威力は衰えていません。

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)

「部屋においでよ」(原秀則

90年代ラブコメの名手であり、同時にトラウママンガの旗手が原秀則
20代社会人ならこれ、受験生なら「冬物語」がトラウママンガの代表格です。
くれぐれも受験生はこの時期に「冬物語」を読まないように。大学生になってから読みましょう。
現在の作風も悪くないですが、今こそこの頃のような劇薬的な作品を描いて欲しいです。

部屋(うち)においでよ 1 (小学館文庫)

部屋(うち)においでよ 1 (小学館文庫)

さくらの唄」(安達哲

今でこそ「バカ姉弟」のようなほのぼの作品を描いている安達哲ですが、初期の安達哲は思春期トラウマ作家の定番です。
年をとるとその感覚すら忘れてしまうような、痛々しくて鮮烈な思春期の苦悩と切迫感が詰まっています。
ホワイトアルバム」「キラキラ!」など、どれをとっても大傑作ですが、その集大成とも呼ぶべき作品がこれ。
上下巻一気読みで確実に殺してくれます。

さくらの唄(上) (講談社BOX)

さくらの唄(上) (講談社BOX)